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蜘蛛の巣蜘蛛の巣
(2007/07)
不明

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きょうは、宮脇貴栄さんの訳書リストをアップいたしました 
以前に「観劇の会」について書いたことがあったかと思いますが、本書がその書籍!
つまり、本書に収録されている宮脇貴栄さんの翻訳作品『砲弾ショック』が上演されたのです。で、師匠と宮脇さん、ほかのみなさんといっしょに観にいったんです 
本書『蜘蛛の巣』は、「ユージーン・オニール一幕劇集」で、ノーベル文学賞を受賞した劇作家オニールの一幕劇集20編が収録されています。収録作品の詳細については 本サイト『東江一紀親衛隊ё』でご確認ください。

ということで()、きょうは「観劇の会」記念画像をアップしようと思いまあ~す 

おいらがもらったのは2色刷の白黒だったんだけど
どうやらカラーバージョンもあったらしい……

002-2.gif

そのパンフレットをめくると……
おお~っ♪ 宮脇さんお名前発見 
えっ? 見えない??

image-1.jpg

んだば、アップ  でいきまっかあ~

20090430-2.jpg

最後は、チケット 
裏には、感激(観劇)日と
そのメンバーを書いてあります。
けど、それは……
見せてあげないよぉ~~~んyahho01.gif

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夢見るミノタウロス夢見るミノタウロス
(2005/03)
スティーヴン シェリル

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きょうは、峯村利哉さんの訳書リストをアップいたしました 
どの本をご紹介しようかなあ~  と悩み(?)、ノンフィクションが苦手なёは、これにしました 
よ、読みたい 

◆◇◆━━━ 角川書店より ━━━◆◇◆

果てしない孤独が、小さな幸せで包まれる一瞬の優しさ。 ミノタウロス―雄牛の上半身と人間の下半身をもち、悠久の時を生きてきた醜い怪物が、この世界で生きている。愛称〈M〉で親しまれ、ステーキ・ハウスでコック見習いとして働きながら、分厚い唇をぎこちなく動かし、「ウンンフ」と呟く。住居はトレーラー・ハウス。愛車〈ヴェガ〉の小さな車内で暮らす、ささやかな毎日。そんな彼に、かつてない変化の予感が訪れる。新しい出会い。白昼夢の悲劇。茫漠とした不安と期待が渦巻く中、待っているのは、前途明るい幸せな未来? それとも永遠にひとりぼっちの怪物的な人生……。「尋常ならざる才能の開花」と全米各紙で絶賛を受けた処女小説。2000年度ピュリッツァー賞フィクション部門及びナショナル・ブック・アワードにノミネート。

 本サイト『東江一紀親衛隊ё

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米国はどこで道を誤ったか―資本主義の魂を取り戻すための戦い米国はどこで道を誤ったか―資本主義の魂を取り戻すための戦い
(2008/03)
ジョン・C. ボーグル

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東江師匠をはじめとする“翻訳家”のみなさんには関係のないことなのかもしれませんが(ご苦労さまです )、世の中はG・Wですねえ~。
わが社の社員さんの方々も大型連休をとっておりますが、おいらはしがない派遣……。カレンダーどおりに、出勤します 
おいらはどこで道を誤ったのか……。

……?

もとい、本日は、瑞穂のりこさんの訳書リストを 本サイト『東江一紀親衛隊ё』にアップいたしましたので、こちら  をご紹介です 

◆◇◆━━━ 東洋経済新報社より ━━━◆◇◆

☆概要
資本主義の代表国たる米国で、資本市場の行動規範と価値基準はなぜ失われたのか。それをどう取り戻すのか。インデックスファンドを広めた投資業界のカリスマが、問題の核心を描き出す。

〈目次〉
序章 資本主義と米国社会
第I部 株式会社アメリカ
 第1章 株式会社アメリカはどこでおかしくなったのか?
      ―「病的変異」
 第2章 株式会社アメリカはなぜおかしくなったのか?
      ―「権力者に見張りをつけろ」
 第3章 株式会社アメリカをオーナーの手に取り戻す
      ―「万国の株主よ、団結せよ!」
第II部 投資会社アメリカ
 第4章 投資会社アメリカはどこでおかしくなったのか?
      ―キングコングか、猿人ジョー・ヤングか
 第5章 投資会社アメリカはなぜおかしくなったのか?
      ―一時的な株価水準と長期的な本来価値
 第6章 どうすれば投資会社アメリカを修理できるか?
      ―「オーナー不在の資本主義は廃れる」
第III部 ミューチュアルファンド・アメリカ
 第7章 ミューチュアルファンド・アメリカはどこで間違ったのか?
      ―管理者から商売人へ
 第9章 ミューチュアルファンド・アメリカをいかに修理するか?
      ―「投資家のための組織、管理、運用」
第IV部 結論
 第10章 21世紀の米国資本主義
      ―「世界を一新する」

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罪つくりな遺産 (ラズベリーブックス)罪つくりな遺産 (ラズベリーブックス)
(2007/03/10)
マデリン・ハンター

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 本サイト『東江一紀親衛隊ё』に、松井里弥さんの訳書リストをアップいたしました。

アビィ・リーの日記―わたしは困ったラブ・ファンタジスタ (集英社文庫)』に『その瞳を信じて (ソフトバンク文庫NV)』、続々と訳書が刊行されている松井さんですが、某ブログによりますと、まだまだ刊行ラッシュは続くようですよ 
そんななか、きょうは、ёがはじめて購入した松井さんの訳書をご紹介です!

◆◇◆━━━ 竹書房より ━━━◆◇◆

リタ賞受賞の実力派ヒストカル、日本初上陸!
版画コレクターのユアンは、気ままな独身生活から一転、伯父の死によって伯爵となり、遺言によって伯父がかつて破滅させた男の家族の面倒を見る羽目に。その男、アンガスはすでに亡くなっていたが、優秀な彫版工で、偽札作りの原版を4人の娘に残していた。娘たちは貧しい人たちを救うため、小額紙幣を時折り刷っては配るという秘密を持っていた。ところが、使わないようにしていた高額紙幣用の原版が盗まれ、それを使ったと思われる偽札事件が発生する。ブライドたち姉妹は偽札事件を解決しようとロンドンへ。一方、ユアンも銅版画にくわしいことから秘密裏に捜査するよう警察に依頼されていた。責任感の強い長女ブライドと自由を愛するユアンは常に反発していたが、お互いに秘密を抱えつつも、いつしか惹かれあうようになるが…。少しだけサスペンス要素を持ちながらも、すれ違い、秘密、富裕と貧困といった要素満載のヒストリカルらしいヒストリカル。

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記憶の国の王女記憶の国の王女
(2002/12)
ロデリック タウンリー

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これ、とっても大好き 

おっと、失礼 
きょうは、布施由紀子さんの訳書リストを 本サイト『東江一紀親衛隊ё』にアップいたしましたあ~ 

いやあ、先走ってしまった 
去年? 一昨年?? もっと前だったかなあ~??? 健忘症ё、いつ読んだのかはっきりと思い出せませんが 、この『記憶の国の王女』がとってもおもしろかったことはしっかり覚えております  お気に入りなんです
みなさんもぜひぜひ、ご一読を 

◆◇◆━━━ アマゾンより ━━━◆◇◆

読まれなくなった物語の主人公シルヴィは、やけになって掟破りの行動にでる。久しぶりに本を開いてくれた読者を、さし絵のなかから見上げてしまったのだ。「本が開くぞー」というかけ声で幕を開ける摩訶不思議な物語。


まだアマゾンではヒットしませんが、来月26日、布施由紀子さんの訳書『シェイクスピア・シークレット』巻が早川書店から刊行されるようです 
シェークスピア好きの友人にまた教えてあげなくっちゃ 
あ、“また”というのは、以前吉澤康子さんの訳書『シェイクスピアと大英帝国の幕開け (クロノス選書)』が刊行されたときにも、お知らせメール  をしたんです。
くっくっく……yahho01.gif

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ネズミ父さん大ピンチネズミ父さん大ピンチ
(2007/12)
ジェフリー ガイ

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きょうは、 本サイト『東江一紀親衛隊ё』に、ないとうふみこさんの訳書リストをアップいたしましたあ~ 

先日『ちゃいろの童話集』 (アンドルー・ラング世界童話集)をご紹介したときは、調査不足でないとうさんの担当作品がわからなかったのですが 、今回はバッチリですよ~ 
 本サイトの訳書リストのほうでチェックしてくださいね 

ということで(?)、きょうはラングの童話集以外から、ひと作品ご紹介しようと思います。

◆◇◆━━━ 徳間書店より ━━━◆◇◆

ハツカネズミの父さん、アナクグリの一家は、人間の家の壁のなかにすんでいる。ある日、家に、すばしっこい黒ネコ、ハンニバルがやってきた。家のネズミたちみんながあぶない! こまったアナクグリは、ある作戦を思いつく。外から、ハツカネズミよりずっと大きなドブネズミを連れてきて、ハンニバルにつかまえさせればいい!そこで、アナクグリは、はじめて外に出かけたけれど……? 家族思いのネズミ父さんと、黒ネコがくり広げるゆかいなお話が二つ入った、イギリス生まれの楽しい一冊。男の子も女の子も、読めば元気がわいてきます。

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 本サイト『東江一紀親衛隊ё』に、那波かおりさんの訳書リストをアップいたしました 

で、どの訳書をご紹介しようかと迷ったのですが、ёにとっての思い出の作品、こちら  に決定 

1/4のオレンジ5切れ1/4のオレンジ5切れ
(2007/07)
ジョアン ハリス

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◆◇◆━━━ 帯より ━━━◆◇◆

あの香りが、私たち一家の運命を変えた――。

母が死に、1冊のノートが遺された。

ドイツ軍が駐留し、レジスタンス運動が巻き起こった。
フランスの片田舎で、あの日、本当は何があったのか――。
追憶のまばゆい光の中できらめく故郷で、あまりにも幼すぎ、無邪気だった私。
ノートに綴られた母の心のつぶやきが今、私の胸をえぐり、贖罪の涙を誘う。

家族の絆を通し傷ついた魂の救済を描く、ほろ苦くも温かい人生の物語。

〈目次〉
第一章 遺産
第二章 禁じられた果実
第三章 ▼移動販売車【ルビ‥スナックワゴン】
第四章 ▼悪い噂【ルビ‥ラ・モーヴェス・レピユタシオン】
第五章 収穫



思い出ってどんな? ってか??
えっとですねえ、ёがはじめて通学の翻訳講座を受講したのが、じつは那波先生の基礎科クラスでして、「リーディング」というものもそのクラスではじめて知ったのですが、クラスが始まったとき、クラス終了までに、希望者はレジュメを書いてみてくださいと先生からお言葉がありまして、恐れ多くも ёは、当時那波先生が訳していらした本書をリーディングしたのであります。
なじぇなら

添削(?)してくださる先生が知らない作品をリーディングするより、知っている作品をリーディングしたほうが、ёの問題点(といっても、初リーディングですが……)がより鮮明に先生に見えるのではないかと思ったのじゃ!
そのほうがたくさん教えてもらえるぅ~ という強欲な根性の現れだったのじゃ。それとまあ、ロンドンにいたときに原書を買っていたんだけど、未読だったし……
じゃが、那波先生のクラスはいつも「満員御礼」になるクラスで、ёが受講していたときも20名越えの大所帯。ということで、限られた授業時間のなかでは、ひとことコメントをいただくのが精一杯だった。

英語が苦手で、和書でもスローリーダーのёは、それでも必死こいて1冊読んでがんばったので、自分のなかでは思い出の1冊  なのだ 

そして、東江師匠に出逢えたのも、那波先生のおかげなのだ 

Posted by ё

V

V〈上〉004-2.jpg
『V』上・下巻 (サンリオSF文庫)

や、やっと読了です……
会社が“Door to Door”で30分弱という近さになってから、ёの貴重な読書時間(通勤時間)が1日約2時間も減ってしまい、1冊読むのにえらい日数がかかっている 
ぷ~太郎のときは、もちろん自宅で読書してたけど、働きだすと家でしかできないこと、つまりPCがないとできないことをやろうとしてしまうので、どうしても読書は“おそと”になってしまう。
しかも、今の会社は昼休みが45分しかないので以前より15分も読書時間が減っているのじゃ。
12時になるとすぐ鞄から本を取り出して、おにぎりを食べながら45分ぎりぎりまで読んでいる 

◆◇◆━━━ 裏表紙より ━━━◆◇◆

〈上巻〉
ニューヨーク市をはじめとして、地球各地に突如現れた巨大な宇宙船。興奮の渦巻くなか、国連事務総長との会見のテレビ中継を固唾をのんで見守る人びとの目に映ったのは、人間と全く変わらない外見の来訪者の姿だった。シリウス星から来たという彼らは、カメラマンのマイク、レポーターのクリスティーヌら報道関係者を母艦に招き、放送網を使って、世界中に積極的に友好を呼びかけると共に、人類からの援助を請う。
早速、デュプレス夫妻は『来訪者』に工場の提供を申し出た。街は歓迎ムードで沸き返り、誰もが『来訪者』をじかに見ようと集まってきた。
ふた月もするうち、『来訪者』は人間生活にとけこみ、愛すべき隣人となっていた。
しかし、一方で、一人また一人と学者たちが姿を消し始めている。不審を抱いたマイクが密かに母艦に潜入し目撃した、その正体は!?

〈下巻〉
大型宇宙船を連ねて地球を訪れた『来訪者』たちは、友好を表看板に、巧みに人間社会に入りこんでいた。かれらの言葉に反論を唱える者はいつの間にか行方不明となり、政府も警察も、『来訪者』の意のままに洗悩され、恐るべき統制国家が生まれようとしている。
医学部の学生だったジュリエット・パリッシュは、医学や生物学者への糾弾の魔の手を逃れ、同じように地下に潜った人びとと力を併せ、レジスタンスを組織する。『来訪者』の秘密を知った指名手配中のカメラマン、マイクもそれに加わり、『来訪者』の反乱軍側と手を結び、地球にふりかかった脅威に立ち向かっていく。
その抗争の合間、病院では、『来訪者』の副司令官ダイアナの実験によって妊娠した少女ロビンの出産が始まっていた。異種間に生を享けた子どもの誕生――果たして、それが人類を救う鍵となるのだろうか?

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新興国発 超優良企業新興国発 超優良企業
(2008/10/07)
ハルロド・L・サーキンジェームズ・W・ヘマリング

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きょうは中山宥さんの訳書リストを 本サイト『東江一紀親衛隊ё』にアップいたしました 
ということで、最新訳書のご紹介です♪

◆◇◆━━━ 講談社より ━━━◆◇◆

「未来のトヨタ」「ネクストGoogle」は新興国で生まれている!!
グローバル・チャレンジャー 新興国の超優良企業100社リストつき

エンジニアリングサービス世界一(インド)、インスタント麺・製粉生産世界一(インドネシア)、セメント生産世界一(メキシコ)、液化天然ガス輸送世界一(マレーシア)、近距離用ジェット機生産世界一(ブラジル)、ニッケル生産世界一(ロシア)、小型モーター生産世界一(中国)……
「世界ナンバーワン企業」が、新興国で続々と生まれている現実!

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マインドスター・ライジング〈上〉 (創元SF文庫)マインドスター・ライジング〈上〉 (創元SF文庫)
(2004/02)
ピーター・F. ハミルトン

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マインドスター・ライジング〈下〉 (創元SF文庫)マインドスター・ライジング〈下〉 (創元SF文庫)
(2004/02)
ピーター・F. ハミルトン

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きょう 本サイト『東江一紀親衛隊ё』にアップしたのは、竹川典子さんの訳書リストで~す 

◆◇◆━━━ 東京創元社より ━━━◆◇◆

 近年、イギリスSF界では、大スケールの宇宙SFが続々と発表され、それぞれに人気を博している。中でも、(筆者は勝手に「イギリス・スペオペ新三羽ガラス」と呼んでいるのだが)90年代に入って長篇を発表しはじめた新鋭作家三人が、めざましい活躍をしている。
 人類進化のビジョンや異星文明とのコンタクトを描きつつも、そこに現実の政治や思想の問題を盛り込んでいこうとするケン・マクラウド。銀河系を股にかけたスケールの大きさと、科学的正確さを重視したハードSF性を両立させようとするアリステア・レナルズ。そして、もう一人こそ、本書の作者、ピーター・F・ハミルトンであり、本書『マインドスター・ライジング』は、彼の第一長篇であると共に、痛快な近未来アクションSF《グレッグ・マンデル》シリーズの第一作でもある。
 世界大戦の傷跡が癒えつつある近未来。イギリスの新興大企業イヴェント・ホライズン社の創設者にして会長であるフィリップ・イヴァンズは、社内に横行する巧妙な横領行為を暴くため、一人のフリーランサーを呼んだ。この男、グレッグ・マンデルこそ、前大戦で活躍した特殊部隊《マインドスター》の元兵士であり、他者の感情を読みとれる特殊能力者だった。グレッグには、他人が嘘をついているかどうか即座に判別できるのだ。イヴァンズの依頼で社内を捜査し始めたグレッグは、イヴァンズの孫娘ジュリアの協力を得て、横領の背後にさらに大きな陰謀が隠されていることを暴くのだが……。
  年老いた大富豪。一見純真そうな孫娘。富に群がる人々で溢れた複雑な人間関係。暗い過去を持つ一匹狼の調査員。……と、こうくれば、これはもう典型的なハードボイルド小説のセッティングであり、ミステリ作家ならいくらでもシリアスに家庭の悲劇を描いてみせるところだろう。SFの文脈で考えれば、荒廃した近未来にハードボイルド風の人物配置、サイバネティックス技術で強化された人物や凄腕のハッカー、ソフトウェアとして転写された人格などのキャラクターたちという道具立ては、ウィリアム・ギブスンの《スプロール》ものに代表されるサイバーパンクSFの典型的なセッティングだ。
 ところがハミルトンは、そこからスタートして、企業乗っ取り劇というパワーゲームへ、さらには手に汗握るリアルな戦闘アクションへと話を転がしていく。特に下巻の後半以降は、敵に包囲された屋敷への接近を試みたグレッグの仲間たちが、敵の傭兵部隊と激しい戦闘を演じるあたりから、グレッグが身一つで敵の手から逃れて肉弾戦を展開するクライマックスまで、息をもつかせぬ迫力で読者をつかんで放さない。
 また、本作が、社会の外縁に生きるアウトローたちのハードな生き様を描いているのではなく、人生や社会と折り合いをつけていこうとする「普通でありたい」プロフェッショナルたちの姿を描いているところも、典型的なサイバーパンクSFと違う印象を受けるところだ。主人公のグレッグは、アウトロー的な生活をしていながらも、新たな恋人と共に新しい人生を築くことを考えているし、もう一人の主役といえるジュリアは、スポイルされた大富豪の孫娘という立場から、大企業のトップとして大人の女性へと成長していく。さらには、グレッグのかつての仲間たちもそれぞれに過去の痛手を乗り越えていこうとしている。そして、この展開は二作目、三作目にも引き継がれていく。実はこのシリーズは、グレッグ・マンデルとその友人たちの再生と成長のドラマでもあるのだ。
 こうした味つけの差は、ハミルトンがイギリス人であるからかもしれない。セッティングこそアメリカのサイバーパンクSFから得ているが、その中身は英国大衆文学の伝統を受け継いだ骨太の冒険小説なのである。

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